新引粉の話
2006年 11月 21日
アルバイトの小沢です。
みなさん、「新引粉」ってご存じですか?
私はここで働いて初めて知りました。
新引粉とは、もちの精白米を水洗いして水に漬け、水を切った後蒸し上げて乾燥させたものを粉砕して少しずつ煎り上げた粉なんだそうです。
見た目は白いつぶつぶですが、作るのに手間のかかっている粉なんですね。
そして、この新引粉を使ったお菓子が、今月のお菓子「霜月」と栗のおいしい期間限定の「やきぐり」です。
「霜月」は、こしあんの練り切りに新引粉を混ぜてあるもので、見た目も食感も霜のようにシャリシャリとした上生菓子です。
初めていただいたとき「こんな不思議な食感があるんだ!」と感動しました。
「やきぐり」は、荒刻みの栗を練りこんだ白あんを求肥で包み、新引粉をまぶして焼き目を付けた上生菓子です。
なんでも職人さんが「アチチ」とやけど覚悟で焼き目をつけているらしいです…
「霜月」と「やきぐり」、今を逃すと来年までおあずけになってしまいます。
ご来店心よりお待ちしております!
by o-sakaya
| 2006-11-21 17:06