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東京都港区三田にある、元禄年間創業和菓子の老舗「秋色庵大坂家」。店番をしながらつらつらとつづっているブログです。ホームページはhttp://www.o-sakaya.comです。


by o-sakaya
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焼印工房見学!

ご無沙汰してすいません、大坂家の看板娘?です。(GWの営業についてはこちら

今年の桜はあっという間でしたね~!そしていつもよりちょっぴり早目に藤の花が都内で見頃を迎えているようです。特に亀戸天神さまの藤は太鼓橋の赤い欄干との対比が圧巻ですよ~!しかも太鼓橋は子連れで行くとちょっとしたアスレチック気分で楽しめるという(笑)ぜひお出かけ下さいね。

さて、先日常連様より特別注文がありまして、オリジナルの焼印を誂えました。某道具街へ受け取りに行ったらちょうど奥の工房で作業をしていたので、好奇心旺盛な図図しい私は作業場を覗かせて貰っちゃったのです。一人でにんまりするのももったいないので、ご興味のある方へ公開致します。。。

ごく簡単に焼印の作り方を説明すると、裏返した意匠の型を彫り、そこへ鉄を流し込んで仕上げるとのこと。(ちなみにうちのは電気式でなく、ガスバーナーで熱するタイプです。)焼印を捺してみたことのある方にはお分かりかと思うのですが、捺した時の煙も高温のため、細かい意匠はその煙によってうまく焼けないこともあります。こういう場合は仕上がりに響かない程度に煙抜きの穴を開けたり、やすりで煙の逃げ道を作ってあげたりするんですよ。さぁこれであなたもちょっぴり焼印マニアですね(笑)

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こちらの窯で800℃位まで鉄を熱するそうです。こちらの工房さんは昔ながらの石炭を使用しています。結構距離があっても熱気を感じることが出来ました。これじゃ夏はさぞかし大変でしょうね(~_~;)

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まだ冷まし中で複数の焼き印がつながった状態の為、長い棒が何本も伸びています。(ちなみにこの棒は手に持つ部分になります)これを一つずつ切断してそれぞれに磨きをかけて完成だそうです。画面の右端のものは流し込んで間もないため、まだ型にはめらた状態のものです。

どうですか?多分普通に生活していたら滅多にお目にかからない焼印ですが、知ってみるとなんだか興味深いでしょう?(あ、私だけでしょうか???)うちの大型の最中には「秋色」と焼印が捺してありますので、お召し上がりの際にちょっと思い出してもらえたら幸いです。
by o-sakaya | 2013-04-25 18:27