東京都港区三田にある、元禄年間創業和菓子の老舗「秋色庵大坂家」。店番をしながらつらつらとつづっているブログです。ホームページはhttp://www.o-sakaya.comです。


by o-sakaya
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大きな福が来ますように

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アルバイトの小沢です。
今年の冬は暖かいですね。この前ふと庭を見たら、青々とした雑草が生えていました。今まで冬は草取りをしたことがなかったのですが、立派に生えているので「しょうがないなー」と草取りしちゃいました。

今日はみなさんに期間限定のお菓子のご紹介です。

年末にあわを使ったのし餅をご提供していたのですが、今そのあわもちを使った大福があるんですよ!
名前はずばり「粟大福(あわだいふく)」!そのまんまです。

今年のお正月に初めて大坂家のあわもちを食べたのですが、あわの香りが豊かで、そしてもち米だけのものよりもたれないんです。60ウン年生きている夫の母が「こんなおいしいあわもち初めて食べた」と絶賛していました。この大福はそんなあわもちを使っているのです。

そして中に入っているつぶしあん。まさに「豆」を感じるあんこなんです。(こんな表現しかできないのですが、食べればご理解いただけるのではと思います…)

このあわもちとつぶしあんが合わさった粟大福。普通の大福よりさっぱりしているんです。
甘いものが苦手な方が「これだけは食べれる」と言って買ってくださるんですよ~。

日持ちは作った当日です。食品添加物を使っていないため、もちが固くなってしまうのです。これだけはご了承ください。

2月に草大福が始まるまでお店に置いておく予定ですが、粟がなくなり次第終わってしまいます。お早めにお店にいらしてくださいね。

なお、数に限りがあるため午後にはなくなってしまうこともあります。少数でもお取り置きいたしますので、お気軽に電話(03-3451-7465)やメール(shop@o-sakaya.com)でご連絡ください。

先日お客様が「大きな福が来るように大福を買っていこう」と、とても粋なことをおっしゃってました。大福を食べれば、きっとみなさんの家にも大きな福が来ますよ!
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by o-sakaya | 2007-01-23 15:45
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さっきまでショーウインドーの中に飾ってあった駒です。
実はこれ、上から順に手前どもの当主が16・17・18代と
三世代で集めた駒なのです。

どういうわけか還暦を迎えるとお正月に決まって
三島大社にお参りに行き、駒を買い求めるのが
我が家の当主の決まりごとなのです。
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一番上から1959年、1983年、そして今年2007年。
図柄も色々変わりますが、裏に刻印されている三島大社の焼印が
また全然違って、駒そのものの大きさと厚さが一番古いものが
一番小さいのが興味深いです。
駒自体の木の色が古い年代を醸し出しているでしょう?

私達の世代はあと約20年後に三島大社へ行きます。その時は
果たしてどんな駒になっているのでしょうか、楽しみです。

毎年お正月にはこの駒を店頭でお披露目しています。
今年はブログにのせるのが遅くなってしまいましたが、
来年はぜひ見にいらしてくださいね。
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by o-sakaya | 2007-01-16 18:07

織部饅頭のヒミツ

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アルバイトの小沢です。
お正月気分も抜け、大坂家はますます絶好調でございます!

さて、突然ですが雑誌の「Begel(ベーグル)」2月号をご覧になった方はいらっしゃいますか?
な、なーんと!115ページに大坂家の織部饅頭が紹介されているんです!
料理研究家の瀬尾幸子さん、紹介してくださってありがとうございます
m(_ _)m
ベーグル掲載記念に織部饅頭のヒミツに迫りたいと思いまーす。

織部饅頭の緑色は?
山芋の粉を混ぜた真っ白い皮に織部焼きの釉薬(ゆうやく-素焼きの陶磁器の表面にかけるうわぐすり)が垂れた様子をあらわした織部饅頭。ベーグルにも紹介されていますが、作家の山口瞳さんのお母様と先代16代目の考案でできた饅頭です。
この緑色、はけで塗ったようになっていますが、蒸しあがった後塗っているわけではなく、皮がこうなっているんですよ。だからこすっても落ちません!どうやっているかというと…これは残念ながら企業秘密です。。。饅頭ごとに緑色の様子が違っていて、まさに手作りらしさを感じます。

■皮とあんこが!
織部饅頭の入った入れ物を開けると、ふわ~っと山芋の香り。皮に混ざっている山芋がほんとにいい香りで、もうたまりませんよっ。入れ物を開けるたびにつまみ食いしたくなります・・・(あっ、もちろん我慢してますよー。)
中には自家製のこしあん。後味の残らないさっぱりとした甘さなんです。
そして、饅頭を割ると「しくっ」と音がするんです。これは、皮とあんこのやわらかさがちょうどいいあんばいだからなんだそうです。
このおかげで、目の見えない方でも饅頭を割って「大坂家の織部饅頭だ」とわかってしまうんだそうです。

■知る人ぞ知る人気のお菓子!
大坂家の織部饅頭、某元首相と某会社の社長(匿名すぎてすみません…)が大好きで、ふたりが会食をしたときどちらが先に大坂家の織部饅頭のことを知っていたか争ったんだそうです。それくらいファンだった某元首相はお亡くなりになってしまったのですが、そのお葬式では織部饅頭が振舞われたんだそうです。
また、病気で入院された方が食事を食べれなくなってしまったとき「最後に大坂家の織部饅頭が食べたい」と、お饅頭だけは食べてくれたんだそうです。

こんなおもしろい逸話のある織部饅頭
ぜひ一度お試しくださいませ~。
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by o-sakaya | 2007-01-11 16:07